突然ですが、僕は築数十年の木造アパートで育ちました。木造で古い建物であることと近所に飲食店があったことなどが要因だったのか、我が家にはいつもゴキブリが大量発生していました。1日に1匹みかけるとか生易しいものじゃありません。あまりのゴキブリの量に僕はゴキブリノイローゼになりかけました。今でもそのときの後遺症で、何かが体を這ったような感覚になったときに体がビクつきます。
世間で「わ~、ゴキブリが出た~」などと騒がれているのは、多くの場合大きいサイズのクロゴキブリです。こいつはほとんど単発で出現するだけで、自宅に害を与えることはありません。カブトムシのメスが自宅に迷い込んだようなものでしょう。サイズがでかいからちょっとびっくりするだけです。
我が家に出現していたのは、クロゴキブリではなくチャバネゴキブリです。チャバネゴキブリは飲食店などに発生するガチのゴキブリです。指先程度の小さいサイズですが繁殖力がはんぱじゃありません。よく「1匹みかけたら1000匹はいる。」と言われるのはこちらのチャバネゴキブリです。
こいつらはとにかく生命力が強く、家屋内に巣を作ってそこら中にフンや卵をまき散らします。こいつらに一度巣を作られると食べ物や電化製品がたちまちダメにされてしまいます。フェロモンを発する独特の臭いもあり、まさに害虫です。ゴキブリ屋敷の臭いに包まれて育った経験から、僕は飲食店などに行けば「ああ、この店はチャバネが生息しているな。」と簡単に見分けることができます。人に自慢できない悲しい能力です。
チャバネが棲みついてしまったら、もはや業者を呼んで駆除するほかありません。しかし、我が家はとても人を入れられるような家ではなかったので、僕の業者依頼要請を両親は拒み続けました。それでも僕はゴキブリとの共生を拒み、奴らを退治するためあらゆる攻撃をしかけました。
- ダンボールや食べ物を置かない。
- 水をすべてふき取る。排水溝にフタをする。
- ユーカリやローズマリーなどのエッセンシャルオイル。
- ゴキブリホイホイ。
- 扇風機などで風通しをよくする。
- 台所の蛍光灯をつけっぱなしにする。
- 毒餌、ホウ酸団子
等々挙げだしたらきりがありません。
僕が仕掛けた攻撃の中で、最も効果があったのが毒餌のブラックキャップです。その効果はアマゾンのレビューなどもみて頂けたら一目瞭然でしょう。
ブラックキャップをしかけた後は目に見えてゴキブリの量が減りました。他の市販の毒餌もいろいろ試しましたが、ブラックキャップだけは明らかに効果が違います。
しかし、長年にわたってチャバネのフェロモンが染みついた我が家は既に手遅れだったようで、僕のゴキブリ闘争の歴史は敗北に終わりました。チャバネに一度目を付けられてしまったら、さっさと稼いで高層マンションに引っ越すのが正解なのかもしれません。ブラックキャップでだめなら引っ越しか業者を探すかしないと一生ゴキブリ生活でしょう。
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みなさんは手遅れにならないうちに早めに対処するようにして下さい。
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