法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

電化製品にひそむチャバネゴキブリ

人類の天敵といばゴキブリである。我々日本人がしばしばエンカウントするのはクロゴキブリ、チャバネゴキブリだ。なかでもチャバネゴキブリはコロニーを作って我々の生活範囲に浸食してくるので脅威である。

人類最大の敵、チャバネゴキブリにも弱点はある。それは寒さだ。北海道や高地でゴキブリをみかけないのはそのためだ。すでにインベードされたゴキブリハウスでも、冬になるとそれほどチャバネとはエンカウントしない。

しかし、エンカウントしないからといってチャバネが生息していないわけではない。一度ゴキブリハウス化した家屋からチャバネを追い出すのは極めて困難である。

では、冬の間、ャバネどもはいったいどこで身をひそめているのだろうか。答えは電化製品である。

人類は電化製品を発明することで生活を便利にさせてきた。しかし、その便利さと引き換えに、我々はチャバネの好物である熱を彼らに提供することになってしまった。

冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、パソコン・ゲーム機、モデム・ルータ、テレビ、エアコン等、稼働率の高いこれらの電化製品は、常に一定程度の熱を放出させている。冬場のチャバネはこれらの熱源のそばで、寒さをしのぐのである。ダンボールなどの外気から身を守るグッズも注意が必要だ。ダンボールが寒さをしのぐうえで有用なことは、ゴキブリだけでなく人類も証明している。

ゴキブリハウスにおいては、家電製品を分解すると中から大量のチャバネが出現することがありうる。パソコンなどはかなりの確率で浸食されていると思っていい。ゴキブリハウスは電化製品をもダメにするのである。

しかし、一度便利さは覚えてしまった我々は、電化製品を放棄することはできない。対策としては、パソコンなどはキッチンに近づけない、ノートPCはケースにしまうなどの注意が必要になる。

もっとも、結局はゴキブリハウスから引っ越すのが一番手っ取り早いだろう。その際は、ダンボールや電化製品を引き継がないのが重要である。