前回紹介したパメラ・メイヤー氏について早速著書「しょっちゅうウソをつかれてしまうあなたへ 」を購入して読んでみました。
前回の記事:嘘の見抜き方-パメラ・メイヤー - 法廷日記
パメラ・メイヤー氏の研究はアメリカの心理学の権威ポール・エクマン氏の研究パートナーであるエリカ・ローゼンバーク氏との共同研究に基づくらしいです。具体的な調査の内容は「ある調査によると」などとなっていたりいまいち信用性に乏しい気もしますが、彼女の開拓した嘘発見方法について紹介しましょう。
嘘がつかれやすい連絡方法は電話
ある調査によると、一週間という期間内に、嘘が発見されたのは次のとおり。
電話による会話の三十七パーセント
直接のミーティングの二十七パーセント
インスタント・メッセージによるチャットの二十一パーセント
eメールの十四パーセント
引用元:パメラ・メイヤー著、高橋佳奈子訳「しょっちゅうウソをつかれてしまうあなたへ」(主婦の友社)35頁
記録に残りやすいものは嘘がつかれやすいのは事実でしょうね。リーガルリスクを下げるためにも大事な連絡は記録に残る手段で行うのが実務の鉄則です。
左右非対称の表情
意識的に表情をつくろうとすると、非対称になってしまうことも多い。じっさいには感じていない表情をあらわそうとすると、あらわそうとすると、顔の筋肉を自然の動き以上に動かしがちで、その結果、左右非対称の表情があらわれてしまう―ゆがんだ笑みや片方がわずかにふくらんだ備考などだ。
引用元:前掲パメラ・メイヤー104頁
そういえば、最近記者会見で片方だけ鼻の穴が膨らんでいた研究者がいたような・・・
強調する言い方はうそつきのサイン
嘘つきは確信を持ち、誠意をこめて話しているように相手に思われたいと考え、自分の信頼性を高めるためによく強調することばをさしはさむ。
「神に誓って、機能の晩は家にいた」
引用元:前掲パメラ・メイヤー145頁
そういえば、以前記者会見で「天地神明に誓って」などという強調言葉を使っていた、作曲家の方がいましたね。
嘘の見抜き方については、ポール・エクマン氏の著書なども読んで僕自身も研究をしていいこうと思います。