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法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

女性のDVの増加とその特徴

最近、男性から妻によるDVについての相談事例が増えてきたように思う。DVといえば、イメージ的には男性が女性にするものだと思われがちだ。各種の解説本でも最初から加害者が夫、被害者が妻と決めつけたような書きぶりになっているものが多い。

しかし、実態としては女性からのDVもかなり多いだろう。女性のDVというと男性のDVに比べて軽くみられがちだが、その危険性は男性から女性に対するものと大差はない。理由は以下の通りだ。

  1. 暴力のレベルは男性と大差ない
  2. 暴力だけではない
  3. 表に出にくい
  4. 抵抗しにくい

1.暴力のレベルは男性と大差ない

一般に女性は男性より力が弱い。そのため、女性の暴力は軽視されがちだが、これは暴力が素手でのみ行われるといった先入観があるせいである。

しかし、実際には、熱湯をかける、バットなどの凶器を使う、物を投げつけるなどといった行為も行われているので、危険性の程度は男性による暴力とさほど大差はない。また、残飯をかけるなどといった物理力以外のダメージを与える方法もしばしば行われている。

暴力のレベルが女性の方が弱いとは必ずしもいえないだろう。

2.暴力だけではない

妻によるDVは暴力だけではない。専業主婦なのに、夫にだけご飯を作らない、洗濯をしないといった嫌がらせ、鍵をかけての閉め出しなどと言ったことがしばしば行われる。また、子供に夫の悪口を吹き込むなどの手口も横行している。

もし夫が生活費を妻に渡さない場合、経済的DVとしてかなり問題視されるが、上記のような行為は笑い話にすらなっていることもある。しかし、実際は経済的DVと同等以上のダメージを夫に与えるものであり、決して軽視できない。

3.表に出てこない

男性にとって女性からDVを受けていると表明することは、その男性のプライドをかなり傷つける行為である。そのため、なかなか男性がDVを表ざたにすることはない。女性のDVが問題になってきたのもつい最近のことである。

男性は一般的に我慢することを小さいころから叩き込まれているので(いわゆる「男の子でしょ教育」)、発覚するまでにDVがどんどんエスカレートすることがしばしばある。

4.抵抗しにくい

女性から暴力を受けた場合、男性がそれに対し抵抗するのはかなりリスキーである。例えば、女性に殴られて、その手を押さえつけたとする。その場合、DV女性は十中八九、押さえつけ行為をDVだとわめきたてるはずである。場合によっては警察を呼ばれることすらあるだろう。

女性側が怪我でもしていない限り、DVでっち上げで逮捕されることはないが、反撃によって女性が運悪く怪我をしてしまった場合は、かなり高い確率で逮捕までもっていかれてしまう。

そのため、男性側の抵抗はなかなかできない。

早期に弁護士に相談をするのが大事

妻からDVを受けているなら早期に弁護士に相談するのが重要だ。意識して証拠を残さない限り、DVの立証というのは極めて難しい。ただでさえ、男性はそういった証拠残しの感覚が女性に比べて甘い。

もし妻からDVを受けているなら早期に弁護士に相談して、対策を練るべきである。