法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

約束を破る人ほど電話を好む

約束が破られる場合というのは、どうしようもない事情変更があった場合と最初からできない約束(実行する気のない約束)をされる2パターンがあります。そのうち、後者の最初からできない約束をする人のパターン、すなわち嘘をついてしまう人たちは電話でのやり取りを好む傾向があるような気がします。

そうした人たちはメールでの問い合わせに対して、「はい」か「いいえ」で返信すればすむものに対してもいちいち電話で返答してくる傾向があります。おそらく、メールのように明確に記録に残ってしまうもので約束をすることは都合が悪いと考えているのかもしれません。この傾向は本当に顕著なので、なんだか笑ってしまいます。

たしかに、僕も記録に残されると都合が悪いやりとりについては、電話や面談で話すのでよくわかります。まあ最近では電話や面談でのやり取りもいつ録音されているかわからないので気をつかうんですけどね。

電話が嘘をつかれやすいコミュニケーションツールであることは、アメリカの調査でも出ているようです。逆に最も嘘をつかれにくいツールはメールです。

しょっちゅうウソをつかれてしまうあなたへ - 法廷日記

調査では、面談よりも電話の方が嘘をつかれやすいという結果になっています。これは、面談では、微妙な表情などが読み取られてしまうのに対して、電話は音声情報だけしか相手に伝わらないので、より嘘をつきやすいからでしょう。

メールでの単純な回答を、いちいち電話でしてくる人はちょっと警戒した方がよいかもしれませんね。