法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

感受性が高いと生きづらい

世の中には感受性が高いと言われる人たちがいます。

感受性が高いというのは、言い換えると外部的な刺激に敏感ということです。

飲み会などの不特定多数の人と会うような会合に出るとどっと疲れてしまう、その日の夜は興奮して眠れなくなってしまうという人もいるでしょう。それはまさに外部的な刺激に敏感に反応してしまうがゆえにおこる現象です。

外部的な刺激に敏感な人たちは、相手の発する一言一言に過剰に反応してしまうため、多くの人と接する場というのはとても脳を刺激するので疲れが出て興奮してしまいます。

これは何も人付き合いに限ったことではありません。刺激に敏感な人は、温度の変化や音、光、景色の変化にも敏感です。ちょっと大きい音が発生したりすると、ビクっとなってしまいます。そのため、敏感な人たちは、外部的刺激に多くさらされる外出は好まず、多くの場合家などですごすことになります。

外部的な刺激に対する感受性は基本的に成人以降は大きく変わるものではありません。大学生の頃に飲み会が疲れるという人たちは、社会人になっても同じ状況のままです。

現代社会においては、外出したり人と接することを避けがちな敏感な人たちよりは、積極的に外出したり人と接することができる鈍感な人たちの方が成功しやすい風潮があります。というのも、チャンスというものは、出会いの数がものをいうからです。

敏感な人たちはなかなかチャンスを得ることができず、ストレスもたまりやすいので非常に生きにくい世の中となっています。

もっとも、刺激に敏感なことは悪いことばかりでもなく、芸術性の高い仕事や、きめ細やかなサービスを求められる仕事は刺激に鈍感な人よりも敏感な人の方が高いパフォーマンスを発揮することができます。

自分が刺激に敏感なのか鈍感なのかよく知った上で、向いていることに力を入れることが肝要です。