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法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

「時間がない」「忙しい」が口癖の人が読むべき本、「自分の時間を取り戻そう」(ちきりん著)

どうでもいい日記 読書

人気ブロガーちきりんさんの新刊が出ました。タイトルは「自分の時間を取り戻そう」。「自分のアタマで考えよう」「マーケット感覚を身につけよう」に続くシリーズ三冊目です。このシリーズは小手先のテクニックではなく「今後の社会を生きていくために、そして人生を楽しむために、私たち全員が身につけるべき根幹の能力とはなになのか」という一貫したテーマで書かれています。

シリーズ三冊目となる本書ではこのテーマについて、個々人が直面する超多忙な生活からの脱出方法について考える視点と、今の社会で急速に進みつつある変化の本質に焦点を当てた視点の2つの異なる視点からアプローチがなされています。

このアプローチから浮かび上がる共通の答えが「生産性を上げること」です。

現在、生産性が高いものが生き残り、生産性が低いものが淘汰される高生産性シフトの時代が訪れつつあります。その中で多忙な生活から脱出し、自分の時間を取り戻すための最良の方法が生産性を上げることというのがちきりんさんの主張です。

本書では生産性を上げる必要性と生産性を上げるための方法論がちきりんさんらしい論旨明快な文章で語られています。「時間がない」、「忙しい」が口癖の人にぜひお勧めです。

ASKAのタクシー動画流出は公開したマスコミが問題

どうでもいい日記 法律論

覚せい剤使用で歌手のASKA氏が逮捕された事件で、同氏が逮捕直前に乗ったタクシーのドライブレコーダーの録画映像がテレビで公開されたことが炎上している。映像をマスコミに提供したのはチェッカーキャブの加盟社で、チェッカーキャブは事実を認め謝罪した。

ASKA容疑者のタクシー車内映像をマスコミに提供、チェッカーキャブが謝罪

タクシー内は車外から隔絶された空間であり、乗客にとってはプライバシー性が高い空間である。車内での会話の内容のプライバシー性が高いのはもちろん、乗客の移動に関する情報ですらもプライバシー性が極めて高い。運転手という第三者はいるが、通常運転手は乗客の会話や乗り降りの情報などを口外しないと期待されている。

タクシーはタクシー強盗や運転手への暴行などの防犯上の理由から車内の様子を録画している。この動画が今回の炎上事件のようにタクシー会社側に好き勝手に使われてしまっては乗客側はたまったものではない。

ASKA氏は有名人であるが、タクシーの乗車情報などは彼の純然なプライバシーであり、今回のような本人に無断でのマスコミへの動画提供は違法なプライバシー侵害であることが明白である。ASKA氏はタクシー会社へ損害賠償請求をしうるし、チェッカーキャブグループがその信用を著しく落としたことはいうまでもない。

ところで、動画を無断提供したタクシー会社が問題なのは当然であるが、それをテレビで公開したマスコミにも問題がある。

マスコミは、タクシー会社側の人間から動画の提供を受けた時点で、その動画が違法にASKA氏のプライバシーを侵害していることを十分に認識できたはずである。そうであれば、マスコミとしてはそのような動画を入手したとしても公開すべきではなかった。

結果的にはとにかく視聴率さえ取れればいいというマスコミのモラルのなさが今回のプライバシー侵害を引き起こしたのである。

1年以上前のしゃぶしゃぶ温野菜事件、ようやく一人が逮捕されるも未だ解決せず

どうでもいい日記 仕事 法律論

今から一年以上前、しゃぶしゃぶ温野菜のある店舗がブラックすぎると話題になった。その際アップロードされた脅迫音声がこちら。

報道から一年以上した今、ようやく従業員の一人が暴行の容疑で逮捕されたようだ。

しゃぶしゃぶ温野菜 バイト暴行で店員逮捕|日テレNEWS24

しかし、一年以上前の暴行事件がなぜ今更立件されるのであろうか。報道によると被害者は先週被害届を提出したとのことである。おそらく、それ以前から被害申告はしていたのであろうが、確実に立件できそうなのに絞った完成版の被害届を先週提出したのであろう。それにしても暴行事件としては立件が遅すぎる。今回逮捕されたのは店長ではなく店長の夫の従業員とのことだ。過去の報道によれば民事でごちゃごちゃやっていたようだが、いまだに解決していなかったということが今回明らかになった。つまり被害者の男性は一年以上もこの問題に付き合っているということだ。

僕は、ブラックバイト問題に直面したらさっさと辞めることを推奨している。そんな会社と何年も付き合わされるのはあまりにも人生の浪費であるからだ。どうしても会社と戦いたいというのであれば、暴行までされたような事案ではさっさと刑事告訴である。相手方の動き次第となる任意交渉や団交などをチンタラやっていたら全く進まない。

しゃぶしゃぶ温野菜事件の被害者のようにならないために - 浦部孝法のブラックな労働相談

刑事告訴をしてさっさと逮捕させれば相手方は示談の申し入れをさぜるを得ず、交渉の主導権がこちらに移ることになる。

攻撃的な相手というのは防御に関してはからっきし弱い。ただでさえ労使関係は使用者側が圧倒的に不利な環境であるのであるから、労働者側が攻撃を仕掛けたらひとたまりもないのである。また、さらなる攻撃をにおわせてちまちま小出しにする攻撃は頭の良い相手には通用するが、違法行為を堂々とするバカには全く効果がない。バカを相手にする際は、まずはドカンと最大級の攻撃を仕掛けて、その後譲歩するやり方が常套である。

もっとも、そんなことに時間を浪費するくらいならさっさと転職をするのがおすすめである。