法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

ヒゲの隊長の右ストレートは正当防衛

ヒゲの隊長こと自民党の佐藤正久議員が民主党の小西洋之議員に右ストレートをかましているように見える写真が話題となっている。

反自民党派の人々の中にはその写真を利用して自民党叩きに必死な人もいるようだ。当の小西議員もこの写真について「顔を殴られていました」「故意の技巧的殴打」などと言っている。

しかし、既に多くの人に知られることになったが、実のところは鴻池委員長の首をめがけた小西議員の背後からのダイビング攻撃が先行していた。動画で見る限りは小西議員のダイビング攻撃はかなり危険なもので、佐藤議員が拳を握った状態で小西議員を鴻池委員長から引き離そうとしているシーンが右ストレートをかましているように見えていただけであった。

佐藤議員の右ストレートのように見える引き離し行為は、急迫不正の侵害行為である小西議員のダイビング攻撃に対する必要最小限度の防衛行為であるので、正当防衛が成立し、違法性はない。

なお、仮に小西議員のダイビング攻撃が自民党と事前に示し合わせていた茶番だとしたら、佐藤議員の右ストレートもその茶番の一環なのでいずれにせよ違法性はない。

攻撃される鴻池議員を守るための佐藤議員の防衛行為はまさに集団的自衛権の行使場面である。集団的自衛権に反対する野党議員のダイビング行為は図らずも集団的自衛権の必要性を示してしまった。

小西議員は本気で佐藤議員に殴られたなどと主張するのであれば、佐藤議員を暴行罪で告訴すべきである。再び返り討ちにあうことになるだろう。