親愛なるイケハヤ師が誹謗中傷対策をビジネス化する同士を集めているそうです。
誹謗中傷裁判をビジネス化したい弁護士・起業家の方がいたら、マジで気軽に相談してください。
— イケダハヤト@仮想通貨 (@IHayato) 2018年1月31日
ユーザーになるのはもちろん、出資や宣伝といったかたちでも全面的にご協力します。ネットの世界を健全化するには、ビジネスの力が必要です。
「泣き寝入りするしかない」野蛮な世界を変えましょう。
そこで、イケハヤ師の同士になろうとネットの誹謗中傷対策についてこれから知見を深めたい人向けに、読むべき書籍・サイトをまとめました。どちらかというと弁護士向け。非弁提携にはならないよう注意してね!
1.インターネットにおける誹謗中傷法的対策マニュアル<第2版>
これ1冊あれば削除・発信者情報開示等の誹謗中傷対策業務は一通りできるようになります。個人的には一番好きな本です。
2.ケース・スタディ ネット権利侵害対応の実務-発信者情報開示請求と削除請求
弁護士の神田先生、中澤先生、清水先生という削除界隈のドリームチームによって書かれたのが本書。1に加えてもう1冊ということならこれでしょう。価格を上げようとしたのか、でかくてちょっと読みにくいのが難点。
3.名誉毀損の法律実務
上記2冊は手続的なところを説明した話です。ですが、そもそもどのような表現が違法な誹謗中傷になるかを知らなければ話になりません。少々高いですが名誉毀損に関する書籍としてはこの1冊で決定です。
4.プライバシー権・肖像権の法律実務〈第2版〉
誹謗中傷の際、同時に問題となるのがプライバシー権です。プライバシー権に関する書籍も読んでおかねばなりません。
5.判例タイムズの以下の記事
判例タイムズの以下の記事を読んでおくと、裁判所に提出する書面の書き方の参考になります。
- 東京地方裁判所民事第9部におけるインターネット関係仮処分の処理の実情(1395号25頁)
- 名誉毀損訴訟解説・発信者情報開示請求訴訟解説(1360号4頁)
6.プロバイダ責任制限法関連情報Webサイト
いわゆるテレサ書式による削除請求等をする際に参照するサイトです。
7.IT弁護士カンダのメモ
まだ削除請求等が一般的でなかった頃から誹謗中傷対策を専門的に行ってきた弁護士神田先生のブログです。今みたいに誰でもパカパカ削除や開示ができるようになったのは神田先生の功績といっても過言ではないでしょう。
結局儲かるのは逆SEO?
以上誹謗中対策をビジネス化したい人達が読むべき書籍・サイトのご紹介でした。もっとも、以上の情報は、発信者の特定・記事の削除・損害賠償請求に特化しています。これらの業務は単価がたいして取れないので数をこなさないと稼げません。2・5ちゃんねる等の海外法人相手だったら、登記をとったりするのも数をこなさないと割に合わないですしね。
誹謗中傷対策で実際儲かるのは逆SEOです。削除や損害賠償請求の単価はせいぜい1件数十万とかでしょうが、企業と契約している逆SEO業者は毎月数十万から数百万円の報酬をもらっています。こちらの話はまた別の機会にしてみましょう。