法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

グランドセイコーは女性受けする腕時計足りえるか?

ブログをしばらく放置していたら最近はグランドセイコーの記事にアクセスが多いようであったので、グランドセイコーの記事を追加してみる。今回はグランドセイコーの女性受けについてだ。

結論からいうとグランドセイコーに女性受けは期待できない。ただし、特に減点もされないという利点はある。

これまでグランドセイコーを着けていて女性から言及を受けたことは1回もない。これはマスターショップ限定の機械式(・スプリングドライブ)だろうと比較的安価なクオーツ式だろうと変わらない。言及されたことがあるのは、せいぜい時計マニアの中年男性からくらいだ。

まず、腕時計の女性受けというのは、基本的には男性の財力を女性に認知させることに主眼がある。女性受けがよい腕時計とは、購入価格よりも女性から認知される価格帯の方が高い腕時計と定義することもできるだろう。

そもそも前提として知っておかなければならないのは、たいていの女性は男性腕時計のブランド自体を大して知らないということだ。セイコーとグランドセイコーの区別もつかない。実売価格3万円強のセイコーSARB033 と実売価格50万円強のグランドセイコーを女性の前に出しても、彼女らに違いはわからない。同じセイコーの時計にしか見えないだろう。

セイコーの腕時計の価格帯の認知としては3~20万円程度のイメージなので、実売価格100万円のグランドセイコーも知らない人には3~20万円程度の時計にしか認知されないだろう。

この点、カルティエやロレックスのように世間から「高い」と認知されている腕時計の方がはるかに優位性がある。

女性受けを気にするなら、正規価格70万円程度のドライブ・ドゥ・カルティエあたりを着けておけば間違いないと思われれる。

もっとも、カルティエやロレックスのような癖の強い著名ブランドは、チャラく見られがちであり、腕時計以外の全体のバランスも釣り合っていないとかえって女性受けを悪くするリスクもはらんでいる。その点、グランドセイコーはよくもわるくも無難なデザイン、ブランドなので金をかけたのにかえって女性受けが悪くなるというリスクは少ない。

なお、IWC、パテックフィリップ、ランゲアンドゾーネなど名だたる高級時計も女性からの認知度は低い。材質から誰の目から見えても高そうなモデルであれば女性受けはよいかもしれないが、そのクラスが買えるようになるころには腕時計の女性受けはもはや気にならないだろう。