法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

周りが止めても無駄な人たち

STAP細胞論文のねつ造・改ざんで時の人となった小保方晴子氏が手記を出したそうだ。

 

こういった神経を疑われかねない行為が出るたびに、周りに止めてやる人はいないのかと疑問に思う人は多いだろう。

結論からいうと、大抵の場合、きちんと止めてやる人は周りにいたはずである。しかし、どんなに合理的な説得を尽くしても、止まらない人物というのは一定数いるのである。

いくら説得しても無駄だということがわかってくるので、次第にそういった人物の周りはただのイエスマンになっていく。それでも、彼らの側にいることがメリットになればイエスマンになりつづけるし、メリットがなければ去って行く。

暴走機関車的人物は、不道徳なコンサルや弁護士などの士業の餌食になりやすい。まっとうなコンサルや士業は、暴走機関車からの無理難題に対しては、本人の利益にならないと説得し、案件を引き受けないが、金目当ての悪徳業者はむしろ本人をあおってしまう。まっとうな業者が受けない案件というのは、報酬も高く設定しやすいので、悪質な業者にとってはいいカモなのである。

カモとなった暴走機関車も燃料がいつまでももてばよいが、ひとたび燃料を失えば、周りの人物は完全に去り孤立化する。

耳の痛いことをわざわざ言ってくれる人は大切にした方がよい。