法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

三十六計逃げるに如かず

2015年6月30日、新幹線で悲惨なテロ事件がおきてしまいました。炎に巻き込まれた方たちは本当にお気の毒です。

犯人は車内をウロウロするなど犯行直前不審な行動をとっていたようです。

容疑者不審な行動、車内うろうろ「お金あげる」 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

犯罪というのは基本的にリスクとリターンがみあわない行為です。そのため、まともな人は通常犯罪をおかしません。いわゆる「ヤバイ奴」というのは、頭が既におかしいので、見た目や行動などにも不審な点がほぼ間違いなくあります。

我々人類は、長い歴史の中生存競争に打ち勝ち生き残ってきた末裔ですので、自分達の生存を脅かすような「ヤバイ奴」を見分けるための本能的な能力が備わっています。「こいつヤバイな」という直感はかなりの確率で当たります。

今回の犯人と同じ車両に乗り合わせていた人たちも、犯人が不審であったことに気づいていたようです。

明らかに不審な人物が同じ空間に入って来た場合に我々にできることは、逃げることです。今回でいえば、荷物をもって別の車両に避難することでした。

三十六計逃げるに如かず

三十六計逃げるに如かずとは、計略には様々なものがあるが、困ったときは逃げるのが最良策であるということ。

引用元:三十六計逃げるに如かず - 故事ことわざ辞典

もっとも、簡単に逃げるといっても、現実にはなかなかできない人も多いです。我々は社会で共同生活を送っているため、逃げることについて相手に失礼だと感じてしまったり、「ヤバイ奴」に対して哀れみのようなものを感じてしまうことがあります。また、あまりにも「ヤバイ奴」の前では蛇に睨まれた蛙状態になってしまうこともあるでしょう。この動画のようにその場を離れられない人がほとんどなのが現実です。

蛇に睨まれた蛙

蛇に睨まれた蛙とは、非常に恐ろしいもの、苦手なものの前で、身がすくんでしまい動けなくなるようすのたとえ。

引用元:蛇に睨まれた蛙 - 故事ことわざ辞典

「ヤバイ奴」からうまく逃げるためには、逃げることを習慣化することが大切です。

幸か不幸か僕は親の仕事の都合でかなりアウトローな地域で生まれ育ったため、子供のころは学区内をウロウロしてて不良に絡まれることが何度かありました。そのため、数々の失敗を繰り返した末、逃げることが小さいころから習慣化されました。

今では、絡まれることなどまずありませんし、そもそも「ヤバイ奴」にもほとんど遭遇しません。

  • 「ヤバイ奴」が出没しそうなところには行かない
  • 不特定多数の人が訪れる空間にたいしては多少余分に金を払う(特別車、個室、有料スペース等)
  • 「ヤバイ」と感じたら直ちにその場を離れる(あなたが立ち去ったことなど誰も気にしません。堂々と立ち去りましょう)

とりえあえずは以上の点に気を付けてみましょう。