個人の人生を豊かにする上で人脈というのは極めて大きい要素を占めています。能力的には微妙な人でも、人脈に恵まれていればチャンスが多くまわってきてそれなりに成功するというのはよくある話です。逆に、能力が高くても人脈に恵まれていなければ、チャンスが回ってこず埋もれたままということもよくあります。
ところで、人脈というのはどのように作っていけばよいのでしょうか。これは多くの人の悩みの種だと思います。
レバレッジリーディングなどの著書で有名な本田直之氏は、著書「レバレッジ人脈術」において、人脈作りの基本はコントリビューション(貢献)であると主張しています。
よく、人づきあいは「ギブ・アンド・テイク」だ、とか「ギブ・アンド・ギブ」で、とよくいわれます。「ギブ・アンド・テイク」は論外だと思いますが、実は「ギブ・アンド・ギブ」という言葉にも、違和感があります。「ギブ(与える)」には上からの目線でモノを言っているような、偉そうな響きがあるからです。それよりも、私がもっとも大事にしているのは「コントリビューション(貢献)」です。
引用元:本田直之著「レバレッジ人脈術」ダイヤモンド社24頁
ギブ・アンド・ギブの否定というのは珍しい意見です。たしかに、もらってもしょうもないものをギブされてもとも思うので、言葉としてはコントリビューションが適切なのかもしれません。
本田氏は、人脈作りにはコントリビューションを通じて信頼関係をじっくりと時間をかけて積み重ねることが重要だと述べています。人脈作りをするのは時間がかかるというのが現実なのでしょう。それでもコントリビューションを数年も継続すれば大きな成果になるはずです。
まずは、情報を提供するなどの簡単にできるコントリビューションから初めてみるのがいいと思います。広い意味でとらえれば、ブログで情報を発信するのもコントリビューションなのかもしれませんね。