法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

バカッターは社員教育で防げる

またまたバカッターが現れたようです。

ハサミの天ぷらをツイッター投稿 鯖江の「はま寿司」アルバイト 社会 福井のニュース|福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト

バカッターとは、炎上するような犯罪行為や倫理的に問題がある行動をつぶやいてしまう人のことをいいます。バカとツイッターをかけてバカッターと呼ぶようです。

今回は、回転寿司チェーン店のアルバイト従業員がハサミを天ぷらにして、ハサミ寿司なるものを開発した様子をツイッターに投稿してしまい炎上しました。

自社でバカッターが発生してしまうと企業はとてつもないイメージダウンを受けます。ネットで炎上するだけでも厳しいですが、ネットで炎上したネタは十中八九テレビにも派生するので企業としては死活問題でしょう。バカッターのせいで閉店に追い込まれた店舗もありました。

しかし、なぜこんなにバカッターが発生してしまうのでしょうか。それはおそらく次の理由によるものと考えられます。

  1. バカッターが過去のバカッター事例を知らない
  2. バカッターは自分の行動に対するネットの反応を想像できない

特に飲食店での面白メニュー開発系(本件以外でいえば、牛丼屋の大盛り事件など)の炎上は、この理由によるものが多いと思います。彼らは、先日のファミマ恐喝事件を起こすような人たちとは異なり、根っからの悪人ではないでしょう。学生レベルの悪ふざけのノリを社会に持ち込んでしまったがゆえに強烈なバッシングの洗礼を受けることになってしまったのです。自己の行為の重大性もあまり理解していなかったはずです。

彼らの多くは頭が若干足りないのはともかくタダ無知なだけなので、教育によりバカッターを防ぐことは可能です。飲食店としては、過去のバカッター事例の周知、ネットで炎上してしまう要因の説明、店内撮影の禁止等を徹底すればバカッターをかなり防げるのではないかと思います。僕らのようなネットウォッチャーは過去の炎上事例をよく知っていますが、学生程度のアルバイターでは知らない人も意外に多いのです。そういう事例を知らないがゆえに投稿した場合のネットの反応を想像できません。

いったんバカッターになってしまえば、ネットの特定班の皆様の力によりバカッターの個人特定の回避はなかなか困難です。そうすると、実名等がネットに載ってしまい再就職などが著しく困難になってしまいます。面白メニュー開発も衛生面などからとても悪ふざけですむものではありませんが、それでも行為に対する社会的制裁が大きすぎるので、若者をバカッターにしないよう社会での教育が必要なのだと思います。