法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

女性弁護士はモテるのか?

藤沢数希さんの週刊金融日記112号で「高学歴女はモテるのかモテないのか?」という特集がやっていました。とても適格に高学歴女のモテ具合を指摘されていると思います。

ところで、高学歴女といえば女性弁護士です。はたして女性弁護士はモテるのでしょうか。

まずは、女性が弁護士になるまでの年表を確認していきましょう。現在の司法制度で弁護士になるには、一部の例外を除いて法科大学院を卒業し司法試験受験資格を得た上で司法試験に合格する必要があります。さらに、司法試験に合格した後1年程度の司法修習を経てようやく弁護士になることができます。

この制度下では、弁護士になる頃には早い人で25~26歳になっています。この歳で弁護士になれる女性は優秀な方で平均年齢はもっと高いです。そのため、実は女性弁護士は弁護士になる前に既に結婚してたり婚約者がいることが多いのです。

弁護士になる多くの女性は、弁護士になる前に次のコミュニティを経ます。

①大学学部時代(多くの場合法学部、さらに司法試験受験生が集まるサークル、ゼミ)

②法科大学院時代

③司法修習時代

これらのコミュニティは、いずれも男社会で男女比が圧倒的に男に偏っています。そのため、これらの期間中はよほどモテない要素がない限り女性はモテまくります。司法試験受験生や司法修習生というのは朝から深夜まで勉強や修習・就活で忙しいのがデフォルトで、ある程度余裕がある人でない限りコミュニティ外で恋愛をする時間がありません。そのため、男性陣はコミュニティ内の少数の女性に群がってしまうのです。

一方で、弁護士になった後は一気に話が変わってきます。弁護士事務所は基本的に零細事業所なので、一部の大型事務所や企業に就職しない限り、職場での出会いというものがまずなくなります。そのため、これまで当たり前だったコミュニティ内でのチヤホヤがなくります。そして、弁護士になった直後の下積み期間は、通常深夜までの残業が基本で、休日も事務所のボスに呼び出されれば出勤しなければならない立場です。男の時間に合わせる余裕はほとんどなくなります。さらに、かつてかまってくれた男性達の目線は、このころにはより市場価値の高い若い女性に向けられるようになっています。

そのため、弁護士になるまでに相手をみつけられなかった女性弁護士は、その後の恋愛市場ではなかなか苦労しているようです。

外部に出会いを求めても、合コンなどで出会う男性は基本的に女性弁護士と同等以上の年収・社会的地位を持っています。彼らは、どこでも引く手あまたなので、わざわざ30歳前後の一番取扱注意、かつ、忙しくて会う時間もあまりとれない女性を積極的に狙う理由がありません。

女性弁護士は、恋愛市場では苦戦しているのが実態ではないでしょうか。