お花見のシーズンもそろそろ終盤、各地では楽しい宴とともに酒に酔ったおバカな人たちによる微笑ましい小競り合いも起きているのではないでしょうか。中には、相手を殴ってしまって逮捕されてしまったような人もいるでしょう。
そこで、酔っ払いから暴行を振るわれた際の示談金の相場についてみていきましょう。
酒に酔って殴られた場合の怪我は、せいぜい加療1週間程度のものが多いと思われます。「慰謝料算定の実務第2版」に掲載されている刑事事件における示談金額のアンケート調査によると、加療1週間の怪我のケース23件の平均示談金額は19万5000円でした。そのうち12件は10万円以下での解決となっています。中には100万円の事例もありましたが、これは継続的DV案件のようで、怪我をさせた一回の暴力だけが問題にされたわけではなさそうなのであまり参考になりません。
被害者側からすると何か安い気もしますが、そんなに大きい金額はもらえないのが現実ですね。
とはいっても加害者側になってしまうと、短くない期間の身柄拘束は受けかねませんので、お酒の飲み過ぎには気をつけましょう。