法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

喧嘩を避けたいなら喧嘩しないと

いじめでも戦争でもそうだと思いますが、喧嘩を避けたいと思って無抵抗を決め込んでるうちは、無抵抗につけいられてガンガン攻め込まれます。北斗の拳でも、無抵抗主義の村はラオウにボコボコにされていましたよね。

僕は企業間や個人間の喧嘩のサポートを仕事にしているわけですが、体よく相手に搾り取られているのは、ことごとく反撃をしない人たちです。搾取者は、相手が反撃をしないと思いこんでいるのでルール違反でもなんでもありで、搾り取ってきます。

逆に、搾取者は、反撃されるとわかっている相手には手を出しません。攻撃に強い搾取者は、防御は滅法弱いので反撃されるのが怖いのです。喧嘩を避けるには、この「怖れ」をうまく作りだすことが重要なんです。

喧嘩を避けたい人たちは、喧嘩を避けるがゆえに「怖れ」を作り出せず、喧嘩を持ち込まれてしまいます。一方、反撃をする人たちは相手に怖がられているので、そうそう喧嘩を売られません。

相手の攻撃に対する反撃は、一時的には採算が合わないかもしれませんが、「怖れ」をうまく作り出せれば、将来の喧嘩を予防できるので、実はこちらの方が経済的だったりします。