法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

高学歴女性は本当にモテないのか?

ツイッターで高学歴女性がモテるモテないという話題が盛り上がっている。

中には高学歴女性を避けるような男性がいるため、高学歴女性はモテないという意見がある。果たして本当に高学歴女性はモテないのだろうか?

いや、実際のところ高学歴女性というのはめちゃくちゃモテるのである。

ひとまず、ここでは定義を明確にするため、高学歴とは旧帝・早慶程度以上の学歴としよう。

さてモテるというのはどのような要因にもとづくかというと、個人の魅力も重要ではあるが、最も重要なのは需要と供給である。供給より需要が多いところでは大しておいしくない飲食店もそこそこ流行るが、供給の方が多い激戦区ではそこそこおいしい飲食店でもかなりの苦戦を強いられる。

このように、モテというのは需要と供給で決まるので、女性としては男性割合が多いところにポジションをとるうというのがモテるために最適な戦略である。

ここで高学歴社会をみてみると大学・学部の入試偏差値が上がれば上がるほど男性の割合が多くなるという現象がある。高学歴者が主に就職するような場所も基本的に男性割合が多い男社会である。高学歴の代名詞のような医者や弁護士、学者の世界も圧倒的な男性社会である。

こういった男性社会にポジションを取ることができる高学歴女性というのは、そのコミュニティにおいて圧倒的に少数派なので、実のところは男性たちの取り合いになる。つまり、めちゃくちゃモテるのである。

そんなモテる環境にいるので、高学歴女性たちは30代前半くらいまでには概ね大学や職場で見つけた男性たちと結婚してしまう。

問題はそれでも売れ残ってしまった女性たちだ。30歳も超えてくるころには、今まで彼女たちをチヤホヤしてきた同年代の男性たちも概ね結婚をすませているようになる。そして彼女たちと同様の独身のハイスペック同年代男性達は、より若い女性に目を向けるようになるので、このあたりから高学歴女性はとたんにモテなくなる。このモテなくなる現象は高学歴が要因というより、単純に年齢による要因が大きい。

30代高学歴女性でも同年代の低学歴女性と同程度には需要がある。しかし、これまで彼女たちをチヤホヤしてきた男性たちはいずれも高学歴・大企業社員等のハイスペック男性たちであった。そのため、通常の婚活市場にいるような男性たちのスペック平均は、彼女たちがかつて選ぶことができた男性たちの平均よりはるかに劣ることになる。

そのため高学歴売れ残り女性にはこんな低スペック男性なんか・・・といった葛藤が生じ、さらなる婚期の遅れをもたらすのである。

このように実際は高学歴女性はモテるのであるが、年齢を重ねてしまうと同一コミュニティのハイスペック男性からはモテなくなるというだけの話である。