読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

有料チャンネル続々閉鎖、試されるインターネット生放送

どうでもいい日記 ニコ生の法律論 法律論

ニコニコ生放送で有名なニコニコ動画が、在日特権を許さない市民の会の公式有料チャンネルや人気ユーザー生主の有料ユーザーチャンネルを相次いで閉鎖した。

在日特権を許さない市民の会(在特会)はいわゆるヘイトスピーチで知られており、活動が行き過ぎて警察沙汰にもなったことがある。ニコニコ動画の運営元のドワンゴはコンプライアンスが強く要求される上場企業であるのに、在特会を公式におくなんて思い切ったことをしているなあという印象であったが、結局は閉鎖にいたったようだ。コンプライアンス上は妥当な決断といえる。

<ニコニコ動画>在特会の公式動画チャンネルを閉鎖 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

ニコニコ動画では、公式チャンネルの他にも、一部の選ばれたユーザーが有料生放送をできるユーザーチャンネルサービスがある。今回、在特会の公式チャンネルとほぼ同時に、人気ユーザー生主である石川典行氏のユーザーチャンネルも廃止となった。

石川典行氏は、月額540円の有料チャンネルで会員1500人以上(推定)を要する人気配信者であったが、先日、配信中に暴力行為をはたらき、立件はされていないものの放送活動を自粛していた。チャネルの閉鎖は石川氏本人に事前通告などはされていないようだ。石川氏としては、貴重な収入源が一方的に断たれたことになる。

今回の在特会及び石川氏のチャンネル閉鎖は、上場企業のコンプライアンスとしては当然の対応であろう。

もっとも、ニコニコ動画といえば、著作権侵害動画やイリーガルな行為も含むいわゆるキチガイ動画でユーザーを獲得してきたという経緯がある。

上場企業の対応としては、今後もイリーガル動画や、黒に近いグレーゾーンの動画は自主的に規制していくのが正しいが、規制が徹底された動画・生放送サイトが現在のユーザー数を維持・増加できるかが問題となろう。

ニコニコ生放送などを視聴している層は、テレビをあまり視ない層が多いと考えられる。彼らは、規制や台本色が強いテレビがつまらないから、ニコニコ生放送を視聴しているのであろうが、規制が強まって生放送がテレビ化していけば、彼らがニコニコから離れていくのは必至である。また、グレーな生放送でユーザーを集めている配信者は、規制の緩い海外の生放送サイトなどを使う方向になっていくだろう。

最近のニコニコ生放送では、各地でドローンを飛ばしている少年が注目を集めていたり、いまだ著作権侵害のゲーム実況動画などが横行するなど、処理すべき課題が山積みだ。

今後生放送サイトでは、ユーザーの獲得とコンプライアンスの兼ね合いが試される。