法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

65歳で司法修習生。法曹界は門戸が広い?

西日本新聞で、65歳で司法修習生になられた吉村哲夫さんという方のインタビューが載っていました。吉村さんは福岡市の職員で区長を務めたほどの人物。退職金をロースクールの学費につぎこんで2回目の司法試験に合格されたとか。

知の欲求 ひたすらに 65歳の司法修習生 元福岡市区長・吉村哲夫さん - 西日本新聞

それにしても65歳とならば、弁護士として現役で活動できるのは5年足らずでしょう。それにもかかわらず、公費が使われているロースクールや司法修習に迎えてもらえるなんて法曹界は門戸が広いですね。最近司法修習生の給料はでなくなってしまいましたが、この受入れの幅の広さはある意味他の世界ではあまりみられない現象ではないでしょうか。

一方、医者の世界では、55歳で医学部を受験した主婦が筆記で合格点以上の点を取ったのに不合格にされています。定年間際に次の職業を目指すなら医者ではなく弁護士かもしれませんね。

司法試験では、他にも56歳から挑戦して一発合格をされた事例などがあります。こちらの方は元自動車総連会長。

なんかもともと立派な人ばかりですね。こういう人はもともとの人脈があるので、弁護士になった後も仕事に困らなそうです。一方、一般人がリタイア後の職業を考えるなら人脈なしでも始められるプロブロガーくらいにしておいた方がリスクがなくていいかもしれません。