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法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

小説家という職業

どうでもいい日記 読書

「すべてがFになる」や「スカイクロラ」のベストセラーの著者・森博嗣さんの著書「小説家という職業」(集英社新書)を読みました。

好きで書いているという小説家が多い中、森博嗣さんはビジネスとして小説を書いていると公言している珍しいタイプの作家です。一つの作品を二週間程度で書きあげてしまうようで(しかも一日の作業は3時間以下!)、驚異的な筆力の持ち主です。

本書は、小説家になるためのノウハウが書いてあるというよりは、森博嗣さんが小説家になった経緯や、職業人としての心構えが書いてあるような感じです。いわゆるありがたいお話系です。ビジネスマンらしく、今後の出版業に対する知見も述べられています。

それにしても、森博嗣さんのプロフェッショナルとしてビジネスに対する意識には学ぶものがあります。どの職業にも共通するであろう仕事に対する意識は以下のところ。

「もし、あなたが小説家を目指して頑張っているのならば、締切を守る誠実な作家になってほしい。それには、まず自分で立てた予定を守ること。その習慣をつけることが大事だ。1度でも破れば、10回守り続けてきたことが無になる。信頼というのは、築くに難く、崩れるに易いもの。1回くらいは、と考えているとしたら、それは信頼の意味がわかっていない不誠実な人間である。どんな仕事をしても中途半端になるだろう。根本的に考えを改めなければ、今以上の状況は望めない。」

引用元:森博嗣著「小説家という職業」(集英社新書)