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法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

ブログは匿名からはじめるべき

これからは情報の内容ではなく誰が発信したかが重要になるなどといわれており、ブログなども実名でやるのを促す傾向がある気がする。

しかし、僕はそれでもブログは匿名から始めるべきだと主張したい。以下が主な理由だ。

  1. ネットの作法を身に付けるには時間がかかる
  2. 所属組織が巻き込まれるおそれがある
  3. 無名時に受ける批判は致命的
  4. 匿名も他者と識別さえできれば問題ない

ネットの作法を身に付けるには時間がかかる

情報発信には様々なリスクが伴う。名誉毀損などの不法行為、肖像権侵害、著作権侵害など多数のリスクがある。

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世の中のブログのほとんどは何らかの違法行為をしており、単に見逃してもらっているのが現状である。

とはいえ、ネットの作法を学んでからブログを書き始めるのでは、いつまで経っても何も書けない。そのため、何がアウトで何がセーフなのか手探り状態ではじめていくしかないが、必ずといっていいほど人はミスをする。実名に対するマイナス評価をネットに残さないようまずは匿名から始めるべきだ。もちろん、匿名にしたからといって免責されるわけではないが、実名よりは揚げ足取りをされた場合の影響は低いだろう。

所属組織が巻き込まれるおそれがある

実名でプロフィールなども公開している人の中には、有名企業に勤めていたり、有名大学の学生だったりと他人の嫉妬を買いやすいバックグラウンドを持っている人も多いだろう。しかし、その種の人々は悪意あるネット住民からの攻撃を受けやすく、所属組織を巻き込むおそれがあるので初期からリスクが高い。

つい最近、イケダハヤト氏が自転車の飲酒運転だとツイッターでいいがかりをつけられていたが(本人は否定)、根拠のほとんどないいいがかりであっても、そういう風評が出回ったり会社などの所属組織に通報などされたら極めて面倒なことになる。あのような攻撃に耐えられるのは同氏のような所属組織を持たない人だけである。

無名時に受ける批判は致命的

人に影響を与えられる人は、必ずと言っていいほど批判をされるものである。ホリエモンみたいに一度有名になってしまってプラスの評価がたくさん出るようになれば、マイナス評価の罵詈雑言も全く問題にならなくなるが、無名時の批判というのはダメージが大きい。今や取引相手や合コン相手の名前をネットで検索するのは当たり前に行われているが、大して有名でもないのに批判だけがちょこっと出ている人というのは、かなり警戒されてしまう。

匿名も他者と識別さえできれば問題ない

匿名と言っても、ハンドルネームなどで他者との識別ができれば、誰が発信したかがわかるので発信者の重要性の観点からは問題とならない。小説家だって筆名がほとんどだろう。どうしても実名を出すべきときがきたら、その時点から出しても遅くない。前まで使っていたハンドルネームと実名の間には連続性があるから、ハンドルネーム時代に得た信用を引き継ぐことができる。

小括

個人で仕事している人などは、実名が有名になることで利益を得られることも多いだろう。しかし、無名のうちはマイナス評価によるリスクがかなり高い。そういう人の場合でも、最低限賛否両論の評価が集まってから実名を出すべきだろう。組織に所属している人は、実名や組織名を出すことはよほどの事情がない限りやめた方がいい。

ちなみに有名ブロガーのchikirinさんも匿名派だ。