法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

難関試験に受かるための心構え

受かる人よりも落ちる人の方が多い難関試験に受かるためには、よっぽど地頭のよい人でない限り、漠然と勉強するだけでは足りないでしょう。

僕は、一応世間では難関といわれる司法試験にそこそこいい順位で受かっており、勉強の心構えについて多少は語る資格があると思われるので、少し書いてみようと思います。

合格者に話を聞く

難関試験に受かるためには、まずは合格者に勉強の仕方を聞くのが手っ取り早いですね。予備校などの合格体験記を読んでもいいですが、公のものには書けない本音のようなものもあるのでできる限り直接話を聞く方がよいと思います。周りに合格者がいない場合は、合格者のブログなどで質問してみてもいいでしょう。どの場合でもできる限り多くの合格者から話を聞くのがよいと思います。

公認会計士試験に当時最年少で合格した勝間和代氏も、まずは合格者に話を聞きに行って、予備校のカリキュラムなどは無視したそうです。

良い勉強仲間を作る

根拠はよくわかりませんが、試験に受かる人たちは受かる人同士で集まっており、逆に落ちる人たちは落ちる人同士で集まっている傾向があります。似た者同士が集まるのか、互いに良い影響や悪い影響を与えあうのでしょうか。

別に勉強仲間を作るのは必須ではありませんが、どうせ作るなら受かりそうな人と仲良くなりましょう。試験合格との関係では、受からなそう人と仲良くなるぐらいだったら、一人で勉強した方がましです。

苦手科目をつぶす

ビジネスにおいては、多少苦手分野があっても得意分野が尖っている人の方が重宝されますが、試験はそうではありません。試験はできる人を選ぶためのものではなく、できない人を落とすためのものがほとんどだからです。

また、得意科目を伸ばすよりも、苦手科目をつぶす方が勉強効率がはるかによいです。

既に80点とれる科目を90点に伸ばす努力より、50点しか取れていない科目を70点まで引き上げる方がはるかに簡単で総合点のアップに寄与します。

得意科目があること自体はいいことですが、偶然得意科目の試験問題が簡単すぎたり難しすぎたりする回にあたってしまったときはきちんと実力が点に反映されません。得意科目で勝負しようというのは実にリスキーな戦法なわけです。

まずは、全科目の底上げを目指すのが効率的でしょう。

人と違うことをやる

難関試験では、受かる人よりも落ちる人の方が圧倒的に多いです。そのため、他の人と同じことをやっていては、他の人と同じように落ちます。周りには流されず、自分の勉強に集中することが重要でしょう。

この点は、別に難しく考えずに合格者に聞いた勉強方法を自分なりに実践すればよいです。合格者は人とは違ったことをして受かったわけですから、自分も合格者のマネをすれば基本的には人とは違った勉強をすることになります。