若者の○○離れがよく騒がれているが、若者のPC離れも深刻ではないかと最近思っている。
何が問題かというと、若者の間で、PCを使える層とそうでない層が2極化している印象を受けるのだ。そして、PCを使えない層というのは貧困層が圧倒的に多い。
PC離れが進んでいるのはスマフォが普及してきたというのがあるだろう。今では、PCでしかできなかったことのほとんどがスマフォでできるようになった。しかし、ホワイトカラーの仕事にはPCの利用がいまだ不可欠といえるだろう。PCが使えなければホワイトカラー職に就くことはできない。
PCを使えないことの何が問題なのかというと、まずPCとスマフォでは処理できる情報量が圧倒的に異なるということがある。PCは画面も大きく、ウィンドウも複数開けるので一度に処理できる情報が多い。他方で、スマフォは一度に開ける画面は一つであり、表示できる図や文字数もかなり限られている。
簡単な情報ならいいが、少しでも複雑な情報を処理したいときは圧倒的にPCの方が使い勝手が良い。
この処理できる情報量のせいか、スマフォしか利用していない人たちの情報処理能力が落ちているのではないかと思う。
処理能力が低いからスマフォしか利用できないのか、スマフォしか利用していないから処理能力が低いのか、因果関係がどちらにあるかはわからない。いずれにせよ、PCを使えていない若者がいるというのは、彼らのキャリア形成において相当深刻な問題となるのではないだろうか。もっとPCの利用を推奨すべきである。値段もスマフォとたいして変わらないのだから。