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法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

渋々結婚する男性諸君はこれだけは覚えておこう

昔にくらべ結婚にメリットを感じない男性は多くなった思う。実際、結婚するメリットなんて、子供ができた場合の世間体くらいじゃないだろうか。この世間体という価値観が変わるのも時間の問題だろう。

とはいえ、各方面からの圧力に屈し結婚せざるを得なくなった男性も多いだろう。3組に1組が離婚するといわれる現代、きたるべき離婚の日に備えて最低限のリスク管理はしておきたい。

ん?最初から離婚のことを考えるなんて愛がないって?

いいかい、結婚というものも所詮は私人間の契約にすぎないんだよ。契約に際してリスクを考えたり、自分に有利になるようにすることはビジネスパーソンとしては当然のことだ。何も恥ずべきことではない。

1.ローンで家を買うな

離婚の際に最大の障害となるのはローンの残った住宅である。郊外の広すぎる一軒家やマンションは、離婚したら不要なものになる。とはいっても、売ってもオーバーローンとなるのが通常であり、借金だけが残るはめになる。

このローンが残った住宅の処理は、財産分与最大の難所である。そして多くの場合、ローン債務者である夫が損を被ることになる。財産分与の対象となる財産よりも債務の方が大きい場合、残った債務は分与されないのだ。

2.彼女の実家の近くには住むな

彼女の実家近くに住んでしまったというのもよくある失敗例の一つだ。

彼女とその実家にタッグを組まれるのは非常にやっかいである。とくに親権が争点になりうる場合、妻が子供を実家に連れ去ってしまうケースが多発する。妻が勝手に子供を連れて出て行ってしまった場合でも、現状維持の原則だなんだといわれて親権は妻に認められてしまうケースが多い。

また、彼女の実家が近くにあることの弊害は親権の問題に限らない。彼女とその実家との交流が頻繁にある場合、夫の給料が何らかの形で彼女の実家に流れているケースがままあるのだ。

3.通帳やカードの管理は自分でしろ

いい大人にこんなことをいうのもなんなのだが、自分名義の通帳やキャッシュカード、クレジットカード、実印などの管理を妻に任せている夫が実に多い。これはもはや社会人として失格である。

妻といえども他人である。自分名義の通帳やクレジットカード、実印などの貴重品を他人に管理させることなどありえない。そもそもたとえ夫婦であっても他人名義のクレジットカードを使うことは詐欺罪の構成要件にも該当することだ(承諾があれば違法性は否定されるであろうが)。

これらの管理を妻に任せておくと別居の際に面倒になるし、実印などを悪用されてわけのわからない契約の当事者になってしまっていることだってある。

家計の管理を妻に任せるにしても、給料を妻名義の口座に振り込むなどすべきだ。

4.結婚前の貯金は隠し通せ

結婚前の貯金は特有財産として財産分与の対象とならない。財産分与の対象となるのは、別居時の預貯金から結婚時の預貯金を差し引いた額になるのが原則だ。

しかし、結婚前の貯金は結婚後に消費してしまったうえ、離婚する際には分ける預貯金も大してないということになることも多い。この場合、婚姻前の貯金を使ってしまった側が損をすることになる。

少なくとも、別居または離婚後の新生活に必要な資金は隠し通しておかなければならない。金はあるところから使われるのである。

5.初動は早くすべし

離婚事件をみてて思うのは、妻側は離婚に向けた動きが早く、夫側は遅すぎるということだ。妻は、離婚を決意した場合、したたかに自分に有利な証拠を集めていることが多いが、夫は全くそれができていないことが多い。

ときどき妻のことをバカにしているような夫もいるが、こと離婚に関しては、妻の方が圧倒的に賢いし、行動的である。バカなのは夫であることの方がはるかに多い。

ちなみに、弁護士は男女問題に関しては話半分に当事者の話を聞くのがスタンダードである。当事者は相手憎しで話をかなり盛ることが多いという経験則からだ。そのため、いざ離婚という瀬戸際にたって証拠ももたずに弁護士に相談にいっても、弁護士からの信頼を得られない可能性がある。

6.まとめ

とにかく結婚というのは契約であるということを強く自覚し、普段ビジネスに向き合っているときと同じように、リスク管理と向き合うことが重要である。