法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

教員の入学式欠席の件は校長が無責任なのかあるいは策略か

教員が自分の子供の入学式に参加するため、勤務先の高校の入学式の日に休暇を取ったことがなぜか問題となっています。

担任、息子の入学式へ…県立高校教諭勤務先を欠席、教育長が異例の注意 (埼玉新聞) - Yahoo!ニュース

この事件、はっきしいって校長がだめだめですね。当該高校の校長は、入学式の担任紹介の説明会でわざわざ問題の教員の欠席理由まで告げたそうです。

もし校長が欠席理由を説明せずに、単に欠席ですということで式を進めていれば、何の問題もおきなかったでしょう。保護者や学生も「あー欠席なんだな」ということで軽く流していたはずです。こんな全国ニュースにもならなかったでしょう。全く危機管理能力がないですね。

しかし、よくよく考えれば、校長は欠席理由を入学式で説明したら多少なりとも保護者からクレームの声が出ることなんて予想できていたのではないでしょうか。

この教員はおそらく休暇も正式にとっていたはずでしょうから、それを認めておきながら、あとから問題にするのも不自然です。

ところで、この件について、教員がけしからんと某埼玉県議会議員がわめいているようですね。この件で一番得をしたのは、メディアに露出する機会を得られた彼でしょう。

なぜ校長は、混乱が予想されるのに、あえて教員の欠席理由まで入学式で説明したのでしょうか。ただの無責任バカなのか、報道をにらんでのことなのか・・・

ちなみに僕は、教員だろうと好きな時に休めばいいと思います。しょせんサラリーマンですからね。