法廷日記

浦部孝法の日記です。時事問題、法律問題に関して適当に書いています。

プルデンシャル流 心を磨く営業(感想)

おなじみのプルデンシャル生命保険営業マンの最新本を読んでみました。

本書はプルデンシャル営業マン30人の営業ノウハウ開示本です。具体的に詳細なノウハウが書かれているというよりは、心構え的なものが中心です。結局エッセンスに絞るとそうなってしまうんでしょうね。

プルデンシャルの営業マンは営業マンの中でもレベルが高いので、本書は営業力を伸ばしたい人にとって参考になると思われます。

基本的な構成は「アメリカ本国を驚愕させたプルデンシャル生命の「売る力」」と同じです。この売る力が1巻、売る力2が2巻、そして本書が3巻だととらえておけば大丈夫です。

個人的には3巻にあたる本書よりは、1巻の方がインパクトはありました。載っている人は違うので1~3巻のうちどれか買おうと思っている人は1巻の方がお勧めかなあと思います。ちなみにこの動画の整いすぎている男こと中村さんが載っているのは1巻です。

メディアや野党が黙れば森友文書改ざんはもっと盛り上がる

財務省による文書改ざん問題、公文書が改ざんされるという日本国政府の信用性に関わる大問題であるが、佐川国税庁長官が辞任しただけでいまいち盛り上がりにかける。

ネットの論調もどこか大人しく、むしろ政権擁護的な意見も多い。なかにはリーク元や新聞社、野党を批判する声もある。

どうしてこうなってしまうのかを考えると、政権に批判的なメディアや野党に原因があるとしか思えない。

財務省やその責任者である財務大臣の責任を追及すべきことが明確な本件で、むしろ政権擁護的な声が出てしまうのは、この問題を追及するよりもメディアや野党が勢いづく人がいやである人が圧倒的に多いからである。

旧民主党系野党に政権担当能力がないことは既に前の政権交代のときに証明されてしまっている。財務省の今回の問題よりも、安倍政権が弱体化し、旧民主党系野党が政権を取ってしまうおそれをおそれているのである。

またこれまでの偏向報道などで、大手メディアに嫌気をさしている人たちが、今回の問題でメディアが調子に乗るのが気に入らないという感情があるのだろう。

しかし、公文書の改ざんが問題であるということは、大方の共通の理解である。これは政権擁護的な人でも根底は同じだろう。ポイントはメディアや野党が盛り上がるのがいやであるということである。

であれば、メディアや野党が黙るか、むしろ隠そうとするくらいの勢いであれば、もっと森友文書改ざん問題は盛り上がるだろう。なので、メディアや野党はいったんおとなしくしていたらどうだろうか。

弁護士 転ばぬ先の経営失敗談(感想)

「弁護士 転ばぬ先の経営失敗談」(第一法規)を読みました。弁護士が独立する際や法律事務所の経営において注意するべき点がまとめられている本です。紙版はプレミアがついて高くなっているので、kindle版を購入。

内容的には、「弁護士 独立・経営の不安解消Q&A」に比べると正直いまいち。書いてあることも僕の目からみると一般論の域を出ておらず、「まあ、そうだよね。」というもので「なるほど!気を付けよう!」と感心したものはとくにありませんでした。これから独立する弁護士というよりは、新人弁護士が読むべき内容かな。新人弁護士にはおすすめですね。

「こんな感じで独立したら、さっぱり儲からずつぶれちゃいました!(テヘペロ)」「パートナー弁護士と○○で揉めて分裂、その後裁判沙汰!」みたいな生々しい失敗談を期待していましたが、まあそんなのは書けませんよね。分裂話を読みたい人は東京高裁平成15年11月16日(及びその原審)を読むのがいいですね。あとは某4大事務所のホームページに掲載されている謎の連載とかですかね。

こちらの本には申し訳ないですが、これから独立しようとする弁護士が読むなら上記Q&Aの方がお勧めです。

例えば共同経営の注意点等もQ&Aの方がかなり詳細にかかれています。さらにガチな感じの本としては近藤先生の「法律事務所をつくる!」はかなり参考になりますね。

法律事務所をつくる!スピリット&マネジメント篇 いま、なぜ共同事務所なのか